ミステリー雑誌『ジャーロ』最新号
No.69 2019 AUTUMN

西澤保彦
「そこに栞しお里りがいたせいで」
第１回

長年、学校事務員を真面目に務めたわたしには、ひた隠しにしてきた指向があった……。

我孫子武丸
〈凜の弦音２〉
「残ざん心しん」

導いてくれた師・棚たな橋はし先生が亡くなって、凜りんは……爽やかに心打つシリーズ再開！

坂木 司
〈和菓子のアン〉
「透明不透明」（後編）

わらび餅を贈った相手から「二重に間違ってる」と言われた男性がアンに助けを求め……。

近藤史恵
〈元警察犬シャルロット〉
「シャルロットと謎のお向かいさん」（後編）

「犬殺し」と書かれた不穏な手紙。向かいの二階の窓から覗く少女。謎は深まるばかり。

大崎 梢
〈岸辺のあとさき〉
「花をつなぐ」最終回

白しろ沢さわ町に影を落とす三十年前の少女殺害事件。子供たちの調査は、その真相を照らすのか!?

前川 裕
〈犯罪心理学教授・高倉の事件ファイル〉
「あなたの命」

20年前、その少女は私の目の前で誘拐された――高たか倉くらが推理する哀しい事件の真相とは!?

天祢 涼
〈境内ではお静かに２〉
「おやめになるなら、その前に」

七夕に秘められた少年の哀しい思いとは？
大好評シリーズ第二弾ここに開幕！

山口雅也
〈戯曲 三幕劇〉
「ＦＵＡＮ ＦＵＡＮ氏の真夜中ミッドナイツの島」

1987年、青山円形劇場での岡田おかだ眞澄ますみ氏の独り芝居のために書いた幻の戯曲を再現！